電動スコップと根っこ。

電動スコップの魅力を徹底解説。ガーデニングからDIY作業まで、人力では大変な掘削・除雪を楽にする便利ツールの世界を紹介します。

電動スコップの打撃数は多いほど使いやすい?効率との本当の関係

time 2026/01/11

電動スコップを選ぶとき、スペック表の「打撃数(bpm)」を見て、数字が大きいほうがよく掘れそうだと思ったことはないだろうか。

気持ちはわかる。でも実際に使ってみると、打撃数が多い=使いやすい、効率が良いとは言い切れないことがわかってくる。

ここでは、打撃数という数字をどう捉えればいいのか整理してみたい。

打撃数とは何を示す数字か

打撃数(bpm)は、1分間に先端が上下に打撃する回数のこと。数値が高いほど、細かく連続した打撃が行われる。

ただ、ここで注意したいのは、打撃数はあくまで「回数」であって「強さ」ではないという点だ。一回一回の打撃がどれほど強いか(打撃力)は、また別の話になる。

※打撃数の基本については →打撃数(bpm)とは?

打撃数が多いと何がいいのか

打撃数が多い電動スコップが向いている場面はある。たとえば凍結した雪や氷のように、表面が硬くて薄い層を細かく砕きたいとき。こういう作業では、連続した打撃がテンポよく効いて、スムーズに進められることがある。初動の「食いつき」が良いと感じる人も多い。

ただし、多ければいいわけでもない

一方で、打撃数が多いことが逆にデメリットになる場面もある。

振動や反動が増えて腕が疲れやすくなったり、打撃が浅くて深く掘り進めにくかったり。先端が跳ねて狙った位置に当てづらいこともある。特に硬い地面や厚みのある土を相手にするときは、「回数は多いけど一撃が弱い」状態だと、思ったほど進まないことがある。

使いやすさは打撃数だけで決まらない

結局、電動スコップの使いやすさは打撃数だけでは決まらない。関係する要素はいろいろある。

  • 打撃力(1回あたりの強さ)
  • 本体の重さやバランス
  • 先端の形状
  • 作業時間や使う人の体力

打撃数の数字だけを見て「多いほうが優秀」と判断すると、実際に使ったときの感覚とズレが出やすい。

結論|打撃数は「目安」であって「答え」ではない

打撃数が多いからといって、電動スコップが使いやすくなるわけでも、効率が上がるわけでもない。

大事なのは、どんな作業をするのか、どれくらいの時間使うのか、誰が使うのか。その条件に合った打撃数と打撃力のバランスを選ぶことだ。

打撃数は比較のための指標ではあるけれど、それだけで良し悪しを決める「答え」ではない。

 

著者情報

レンタルのローム 西山

レンタルのローム 西山

コンテンツ責任者

自宅の畑で使い始めたことが、電動スコップに詳しくなったきっかけでした。このサイトでは、電動スコップの基礎基本からマニアックな内容までお伝えしています。