電動スコップと根っこ。

電動スコップの魅力を徹底解説。ガーデニングからDIY作業まで、人力では大変な掘削・除雪を楽にする便利ツールの世界を紹介します。

掘ると起こすは、まったく別の作業だ

time 2025/12/25

電動スコップを初めて使う人が、いちばん最初につまずくのはここです。

「掘る」と「起こす」を、同じ動作だと思ってしまうこと。

この勘違いがあると、次のような結果になりやすくなります。

  • 進まない
  • 詰まる
  • 体がつらい
  • 「思ってたのと違う」

今日はまず、この違いだけをはっきりさせます。

「掘る」とは何をしているのか

電動スコップが得意なのは、土に入り込むことです。
刃が上下したり回転したりしながら、土の中に「入り口」を作る。
これが「掘る」という作業です。

ここでやっているのは、

  • 土を切る
  • 割る
  • ほぐす

といった動き。
電動の力がいちばん効くのは、この工程です。

「起こす」とは何をしているのか

一方で「起こす」は、別の作業です。
すでに切れて、ほぐれた土を、持ち上げて外に出す
これが「起こす」。

ここでは、

  • 土の重さ
  • 水分
  • 根の絡み

が、そのまま腕や腰に返ってきます。
つまり 「起こす」は、ほぼ人力の仕事です。

ここを混同すると、全部おかしくなる

多くの人は、こう考えてしまいます。
「電動なんだから、掘って、起こして、全部やってくれるはず。」

でも実際には、電動スコップは 「掘る」工程を助ける道具 であって、
「起こす」工程まで肩代わりしてくれるわけではありません。

ここを混同すると、何が起きるか。

  • 深く入れたまま、無理に持ち上げようとする
  • 詰まった状態で押し切ろうとする
  • 腰・肩・手首に一気に負担が来る

結果として、「使いにくい」「重い」「危ない」という感想になります。

上手な人は、作業を分けている

電動スコップをうまく使っている人は、無意識にこの2つを分けています。

まず、掘る。 しっかり入れる。入り口を作る。

そして、起こす。 ここは無理をしない。必要なら、手工具を使う。
一度に全部を外に出そうとしない。

作業を分けるだけで、体の負担も、道具の詰まりも、驚くほど減ります。

「今日は進まない」と感じたら

もし作業中に、

  • 入るけど、持ち上がらない
  • 急に重く感じる
  • 道具が止まりやすくなる

こう感じたら、それは失敗ではありません。
「掘る工程は終わっている。起こしに入っている」というサインです。

そのときにやるべきなのは、力を足すことではなく、作業を切り替えること

今日のまとめ

電動スコップは、掘るのは得意。起こすのは得意ではない。

この前提を持つだけで、電動スコップとの付き合い方が、かなり変わります。

 

著者情報

レンタルのローム 西山

レンタルのローム 西山

コンテンツ責任者

自宅の畑で使い始めたことが、電動スコップに詳しくなったきっかけでした。このサイトでは、電動スコップの基礎基本からマニアックな内容までお伝えしています。