2025/11/21
庭や畑の土を電動スコップで掘る際は、雨の日や雨の翌日は避けるのが賢明です。
雨によって土が水分を含み、粘り気を帯びて重くなるためです。
これにより、以下のようなデメリットが生じます。
1. 体への負担が大きくなる
電動スコップは、地面にスコップを差し込む部分は電動でラクチンですが、掘り上げる行為は手動、完全に自力です。
濡れた土は重く、粘り気も増しているため、通常よりも力が必要になり、腰や腕など体への負担が大きくなります。
「少々大丈夫でしょ?」とお思いの力自慢のあなた。たしかに最初のうちは大丈夫かもしれませんが、30分、1時間と小雨の中で掘っていると、じわじわキツくなってきます。(私の経験談です)
2. 根を掘り起こしにくくなる
水分を含んだ土は、根やその周りにまとわりついて離れにくくなっています。
そのため、根っこの周辺を入念に掘ってもなかなか取り出せず、作業効率が大きく落ちてしまいます。(もちろん、対象となる植物の種類や根の大きさにもよります)
3. 使用後のお手入れが大変
湿った粘土質の土は、スコップの刃や本体部分にこびりつきやすくなります。
そのため、使用後は道具の洗浄やメンテナンスに時間がかかることがあります。特に乾いてしまうと落としにくくなるため、早めのお手入れが必要ですが、上記のような体への負担や作業の手間を経験したあとでは、「ほんのひと手間」とはいえ、その後の掃除まで気力が持たないというのも正直なところ。
つい後回しにしてしまい、次に使う時に「まずはお手入れから」になってしまうかもしれません。
電動スコップは非常に便利な道具ですが、土の状態によっては逆に作業が大変になることがあります。
できるだけ天候の良い日や、土がよく乾いているタイミングを選んで作業を行うことで、身体への負担も少なく、効率よく掘ることができます。